僕らの考える狼食堂
Golden Wolves OKAMI SHOKUDO
現在の日本の子供達が抱えている大きな問題
- 「ごめん」といえない子供
- いきなり暴力を振るう子供
- 孤独を感じて自殺してしまう子供
きっと皆さん、少なくとも一度は聞いたことがあるはずです。
2018年度の文部科学省の調査によると、小中高生のいじめの件数は初めて60万件を超え、不登校の子どもはおよそ18万人と暴力行為を含めて過去最多となっています。
そして、自殺率も過去最悪となり、10代の一番多い死因が自殺となっています。このような事態は、先進国の中で日本だけです。
日本の子供達の「攻撃性、暴力性」「孤独感」が、非行やいじめ、不登校や引きこもり等の要因にもなっているのです。
なぜ日本では年々このような問題が増え続けているのか、そしてなぜ現代の子供達はこんなにも苦しんでいるのか。それはやはり、一言で表すならば私達はこのような社会をつくった『大人のせい』だと考えています。
早くから自分に見切りをつけて投げやりになること、危機感をあおり立てられ不安を募らせること。これらは、子供達が人の輪の中に役割をもって存在しているということを、きちんと認識することができていないからだと考えています。
自分が自分であって大丈夫と感じる自己肯定感が弱いのが原因です。
食事は居場所をつくり、笑顔で人を育み、未来の子どもたちを応援する大切な教育です。
このような問題に立ち向かうために、どうすればよいのか。私達に何ができるのか。
スポーツ選手としてスポーツに、農業従事者として農業に関わっている私達だからこそできることは、「食」を通じての社会づくりではないのかと考えました。僕たちが大事にしたことは2点だけです。
- 子供達に「食事」を通して、正しい社会を体験させること
- ひとりひとりに役割を持たせて自分達が社会の一部であるという事を理解させるということ
「狼食堂」では、僕たちが生産した農作物をメインに子どもたちに食事を提供します。
僕たちは、みんなが笑顔で心を通わすことができる食事、そして居場所を提供する事で、子どもたち自身が人として成長することができると確信しています。
そしてそれを体験させることで、彼らに居場所と役割を持たせ、彼らの自己肯定感を育むことができます。
狼食堂とは、貧しい人達に食事を与えたり、ただ安価な食事を提供できるところを作ろうという話ではありません。
私達がやりたいことというのは、「食」というものを通じて、人と人とが接することのできる小さなコミュニティ(食堂)をつくることです。
この狼食堂で提供するための食材は、できる限り食材は私達の農場で栽培したものを使用します。
私達が行うことは「可哀想な子供達に料理を提供する場を用意する事」ではありません。私達は慈善団体を目指しているのではありません。
なので、食事にはお金を払ってもらいます。ただし子供達は100円です。
大事なことは金額ではありません。社会である以上、お金を払うという行為が必要だと考えているからです。
しかし子供たちはどれだけ食べても100円です。たった100円でおなか一杯!笑顔いっぱい!栄養も健康も幸福もいっぱい!です(^^)
食べるその食事が100円で提供できるための理由をきちんと理解することも大事です。
だからこそ子供達には、お手伝いをしてもらいます。
それはちょっとしたことで、食堂で食べる人達へ配膳をしてもらったり、お片づけを手伝ってもらったり様々です。もちろん食事の作法などもきちんとやっていきます。
現代ではも誰も教えてくれなくなったことを率先してやっていき、生きる力を育んでいきます。
また、それぞれの年齢や立場に応じて仕事や役割を与えます。お兄さんお姉さん、そして先輩方、そして僕たち。 いわゆる「先生」達の言う事をしっかりと聞かせて「教育」を行っていく環境をつくっていきます。
私達は、今、人が人として当たり前である事ができていないと感じているのです。
年少者は年長者を敬う。そして年長者は年少者のお手本となり、社会全体で人を育てていく事。
強いものは弱いものを守ってあげるという当たり前の事です。
私達はこれからの日本に必要なあるべき社会をつくりたいのです。
- 居場所をつくり、笑顔で人を育み、未来の子ども達を応援しましょう!
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僕たちは多くの子どもたちに健康で幸せになってほしいだけです。
ただ、この食堂、ご想像の通りすごく手間とお金がかかります。
協力するメリット、出資するメリットが考えにくい事業であることは十分に理解しております。しかし、それでもこの「狼食堂」に是非皆さんにご協力いただけないでしょうか。
是非一度お話を聞いてもらえないでしょうか。
ちょっとでも関わりたいと思った方、是非ご連絡ください。
食材の提供や料理のお手伝いとしての協力でも構いませんし、もちろん企業様の出資もとてもありがたいお話です。僕たちのこの事業に賛同してくださる方は、是非一緒に活動する仲間になってください。
「子どもたちの笑顔!」「その家族の笑顔!」「みんなの笑顔!」それはすごく素敵でかけがいのないものです。日本の未来を、笑顔のある社会をつくっていきましょう!