未来のために僕らは何ができるのか
Golden Wolves Agriculture笑顔で夢を持つことができる未来のために
農業とハンドボールの両立。
皆さんのご想像の通り、これは正直結構ハードです。
それでも僕らがなぜ「農業」×「スポーツ」の”カタチ”に熱意をもって取り組むのか。
それはひとえに僕らのハンドボールへの情熱です。
現状、ハンドボールをただプレイしているだけでは、僕たちは食べていくことは出来ませんし、それに「農業」を足せばすべて解決するのかといえば、それも違います。
お互いに支えあっていけるところも多いとはいえ、完全に両立できるわけでも、すべての問題が解決するわけでもありません。
『自身の力で生活を安定させ、アスリートとして競技に打ち込める環境をつくる。』
これはまだ今現状では叶っていない夢であり、実際に現在の僕たちが抱えている問題なのです。
しかし、僕らがこの「農業」×「スポーツ」の”カタチ”に、選手各々が熱意をもって取り組み挑戦していく事で、それが未来の新しい道への第一歩となり、その道を切り開くことで、きっともっともっと、僕たちに関わる沢山の人たちが笑顔で夢を持つことができる”正しいカタチ”ができると信じているのです。
僕らは夢を持つ若者たちへ、希望ある未来を繋いでいきたいのです。
世界の食糧に関する問題を解決するために
現在、世界各国で食糧危機の問題が起こっています。
世界の飢餓人口は7億人に迫り約11人に1人が飢餓に苦しんでいる状態ですが、実はこれは食べ物が足りないからではありません。
毎年世界中で約26億トンの穀物が生産され、仮に世界の人々に平等に分配された場合、1人当たり年間340キログラム以上食べられることになります。
実際、日本人ですら年間154キログラムを消費しているにすぎません。
そしてこの話は穀物だけの話であり、世界で生産されている野菜なども含めると、すべての人が十分に生きていける食料はすでに生産されているの状態なのです。
しかし食糧危機は現実にある問題です。
なぜこのようなことが起こっているのか。
それは、人はお腹を満たすだけではなく、お金儲けの道具として世界中で取引することで一部の人々の贅沢のために無駄な消費をしているからです。
先進諸国では、それどころか飢餓に苦しむ国々から食料を生産する土地までも買い押さえたりしています。
そして皆さんが既によくお聞きすると思われる食品ロスの問題も発生しています。
日本だけでも、年間600万トンを超える食品ロスがあり、毎日10tトラック約1,700台分の食品を廃棄している現状です。
そして世界の食料廃棄量はなんと年間約13億トンにも達するのです。
僕たちはそんな世の中が「大嫌い」です。
僕たちは自分たち自身で食料を生産することで、本気で農業に取り組む事で、決して食料を奪い合うことのない世界、そして人々が”食べ物”に対して真摯に向き合い責任を果たせる世界を目指したい。
個々の力が例え小さなものだとしても、理想の世界の起点となるために僕たちは本気で取り組んでいるのです。
僕らは責任ある大人として、笑顔にあふれる世界をつくりたいのです。