オーナー挨拶Golden Wolves Fukuoka
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「マスターズに出たい!」
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- 泉 可也Izumi Yoshiya
減量しております。3年前の右足の大怪我がようやく癒えました。減量しています。
大事なことなのでもう一回言いました。そしてマスターズに出たいです。(笑)
さて、大規模気候変動のせいかどうかは別にして気温は上がっていくばかりです、九州の平均気温も少しずつ上がっております。
泉が小学生の頃は4月8日ごろが桜満開でして満開の桜の中で入学式が執り行われていました。大野城市の公園ですと今年は3月24日ごろが満開でして入学式でもない卒業式でもない中途半端な時期に満開でした。。。
このように気候が変わってきていて10年後は九州で栽培できない作物がでてきたりしそうです。逆に亜熱帯の作物は栽培ができるようになるかもしれません。農業も適応が必要ですね。
ウルヴスの農業に関してはこの2年間のコロナ禍により大きな打撃をこうむりました、正確に言うとコロナと水害です、ここ数年は九州は水害ばかりです。コロナ禍では外食産業が活動できないため野菜の売り上げは減りますしね。野菜を作っても需要が無いので値段が下がります、大変なことです、、、普通はメンタルをやられます。
しかし、色々大変な中で農園では苦労をしながらも困難に耐え、ようやく今期は回復の目途が立ちつつあります。農園関係者の皆様には感謝いたします。本当にありがとうございました。これからも頑張っていきましょう。
新農業です、CO2から直接的に「糖」を製造する、この技術は新農業と言います。
従来の伝統的な農業の20倍から200倍の効率でCO2を固定するので石油石炭資源がない日本やその他の島嶼国では非常に有望な技術です。固定された「糖」の行き先は食糧や飼料、燃料、合成樹脂など多岐にわたります。
この「新農業」技術と従来の伝統的農業との融合が当面の目標になります。新聞やwebで見かけたら「あ!あれか!CO2固定するっていう」という感じで思い出してくれたたら嬉しいです。未来のためにも頑張りたいです。
狼食堂についてです。
昨年は「狼食堂自体の活動は休止」でしたが、野菜の提供だったり、イベントに参加したりと、いくつかの活動を介して糸島市のボランティアの方が企画された子ども食堂に参加しました。今後も地域に貢献出来たらなぁと思います。現在、コロナ禍により大人以上に子供たちには大きなストレスがかかっています。糸島市や市内ボランティアと共同で子供たちに寄り添えたらいいなと別の活動を企画しております。どこかでご報告できたらと思います。
最後にハンドボールです。
プロ化の話が賑わいを見せております。泉としてはプロ化は必然と思っています。ただし、現行のプロ化案が良いかと言えばそれは別問題です。スポーツを興行として成立させることは一過性のテクニックでは可能ですが、年間を通してリーグレベルで事業性を担保する(利益を出す)ということは困難です。もちろんスポンサー料や親会社、関連会社の広告費などを投入して見た目は「黒字」を装うことは可能です。
泉が重要視しているのはチームの試合に価値があってその価値に見合ったお金の収入が赤の他人の財布から支払われる(関係者の広告宣伝費などではなく)ということです。この観点で行くと日本中の全てのスポーツ産業は興行でなくて、物販でもない、資金の多くは支援者の善意(スポンサーや広告宣伝費等)で回っているわけですから、「サステナブルではないな」そういう気がしています。
スポンサーや広告宣伝費を否定するものではありませんけど現実的には入場料他ソフトなどでの売上よりもスポンサー費用が上回っています、ウルヴスもそうです。ですのでプロ化の事業モデルについては注視が必要です。他人事ではないので泉も毎晩思料しているところです。
注目しているのはゲーム産業です。スマホでのゲーム、オンラインでのゲームなど最近は大流行です。Z世代の方々は時間があればゲームにお金と時間を使いがちです。Z世代の方々にスポーツ観戦を動機づけるにはどうしたらいいのでしょうか。スポーツ産業はこのゲーム産業と戦って勝てるかどうか?どうでしょうか?そもそも戦う必要があるのか?ブシロード(プロレス)がゲームと融合しているように協業は出来ないのか?などなど。ハンドボール界の興隆の鍵はゲーム業界にある気がしています。
最後にウルヴスのハンドボールです。
農業とプロリーグの両立は難しいところではあります。どうやって進めていくかも含めてよく考えないといけません。そもそもウルヴスはプロ化すべきか?否か?
さて、ウルヴスの価値はどこにあるのでしょうか?昨年1回も勝っていません。それでも応援してくれる方々がいます。沢山いるのです。そういった方々は勝ち負けにはこだわっているのではなくて(もちろん勝つ方がいい)ウルヴスの活動そのものに大事な大事な資金を出すわけです。試合で1点取ることと子ども食堂で子供らに寄り添うこと、地域の農業用用水路の掃除に参加すること、新しい研究開発をすること等、ウルヴスを支援してくださる方々はこれらを同列と考えています。
支援者らと毎晩のように議論をやっています。支援してくれる方はプロリーグでなければ支援しないというわけではなくて、逆にプロ化で「農業」「子ども食堂」やその他の活動が減ることを懸念しているのです。お金を集めて強いチームを作るのではなくてウルヴスにしかできないことをやって欲しいということでした。プロ化云々の前にまずやるべきとを粛々とやるべきでしょう。
少子化で地方は大変です、ハンドボールに限らず地方で活動することは本当に大変なのです。そのような中、弱いけれど戦う姿に期待されているわけです、こうなると頑張るしかないですね。
それでも、コートに出たならば負けて良い試合などありません。言い訳はナシです。試合の価値を上げていかねば興行に資する「活動」にすらなりません。限られた環境、限られた資金の中で勝利を目指してベストを尽くす。これにつきます。選手はいつも農業・仕事・ハンドボールとすべてに一生懸命です。そういうことで
今年もゴールデンウルヴス福岡の応援をよろしくお願いいたします!!
選手は皆さんの声援が元気の元です!何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に本稿を読んでいただきました皆様のご多幸を祈念いたします。会場でお会いできたら嬉しいです。
ゴールデンウルヴス福岡 オーナー 泉可也