GOLDEN WOLVES

代表挨拶

Golden Wolves
山中 基

新世界の創造へ

代表 山中 基

こんにちは!
株式会社ゴールデンウルヴス福岡の代表取締役を務めております山中基(やまなかもとい)と申します。

私はゴールデンウルヴス福岡の会社、社員、選手、スタッフなど、全てを総称して『狼』と呼んでおります。
2019年に『狼』の代表として就任し、はや4年が過ぎようとしております。その間、前途多難というか、道なき道と言いますか・・・常にいばらの道を通っていたように感じます。しかし、『狼』としての4年という月日は私という人間を大きく成長させてくれたとも思っております。
今日はその『狼』の魅力について書きたいと思います。少しお付き合いください。

『狼』は「農業×アスリート」をスローガンに、2016年に「株式会社いとしまやさいくだもの」として産声を上げました。
取り組みは実にユニークで、農業の世界に若手が足りない。一体どうすれば・・・。よし、トップリーグの参入を目指すハンドボールチームを作ってそこに若者を集めよう。ハンドボールをする選手は全員農業に従事させよう。そんな単純な発想でスタートしたのがきっかけです。
農業に従事したことのない若者が農業を続けるわけがない。どうせ続かない。など大きな懸念があったと伺っております。
当時の選手たちは全員、地元の農家さんに弟子入りをして農業を学びました。親方の皆様は、「どうせ・・・」など半信半疑だったと当時を振り返られます。当時の選手たちは、ただ純粋にハンドボールをするために農業を頑張った。そんな感じだったことでしょう。

時は流れ2019年、社内では農業の厳しさ、会社の体制が選手の意思と合致せず、チームを離れる選手が目立ちました。しかしチームがトップリーグである日本ハンドボールリーグに昇格。まずはチームとしての目標が達成された瞬間でした。ここから『狼』の変化が起こり始めたと感じております。

まず一つ目として「農業×アスリート」に反対する思想がハンドボール界で発生したことです。
毎日農業で重労働をする。試合の日も農業を行ってから試合する。そういったことでは選手がかわいそう、勝てるわけがない!と関係者やファンの方から罵詈雑言をよく言われたものです。しかし選手たちは自分たちの活動にプライドを持ち、毎日必死に農業を支えてきました。『狼』の中でプライドが生まれた瞬間でした。ただ、試合では連戦連敗で選手たちは、矛盾との狭間に陥り辛い日々を送ったと思います。

そして二つ目。
農業従事者はダサい。安月給と重労働で良いことが一つもない。という日本国内では一般的な思想です。そんなことはないと考えがちですが、これは日本における現状なのです。若者が就農を望まない理由はまさにこれなのです。しかし『狼』たちは何を言われようとも、粛々と自分たちのやるべき行動を継続したのです。
すると面白いことに、農業従事者がハンドボールで必死に戦っているという姿がどう目に映ったのかわかりませんが、試合会場で応援してくれる「こどもたち」が極端に増えたのです。
もちろんたまたま運が良かっただけなのかもしれません。でも純粋な心を持つこどもたちが大きな声を出して『狼』を応援している。これって、何かが「かっこよく」見えたのではないか。そう感じるわけです。
この時に私の中で何か芽生えるものがありました。

それは、『狼』のようにカッコよくなりたいと思う人がたくさんいるのではないか?ということです。

『狼』がチャレンジしていることは、農業、健康、食、環境、研究、ハンドボールと多様であり、誰もやったことがありません。人生を2回やったことのある人間なんて存在するはずが無く、成功なのか失敗なのかなんてのは誰もわかりません。
ただ、確実に言えることは、『狼』が新しい世界と時代を創造しているということです。

『狼』は「農業×アスリート」を軸に、農業や環境などを取り巻く諸問題に対し、果敢にチャレンジしています。また、スポーツにできること・スポーツだからできることを信じて困難に立ち向かう選手たちが、未知の試みを通じ、スポーツやアスリートに新しい価値をもたらす存在となれるよう、可能性を追求しています。
「どこにもないチーム」が足下で苦労しながら積み重ねる日々は、全く新しい未来の世界に通じており、イメージの世界を具現化していくことでしょう。
あぁ、その先には何があるのか。40歳を過ぎた私の挑戦がこれから始まると思います。人間は挑戦しなくなった時がその世界の引退だと思います。私にはまだまだ挑戦する時間もあり、仲間もおります。遥かなる高みを目指して突き進みたいと思います。

さぁ、これをお読みの皆みなさん。
『狼』と共に新しい世界へ行ってみませんか?
年齢や経験なんてどうでもいいのです。心が躍ればいつだって挑戦はできるのですから。

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